楽譜とは、作曲者がプレイヤーに演奏情報を伝えるための設計図、あるいは後世に作品を残すための重要な手段の一つです。作曲者の意図を正しく伝えるためには、より正確で美しい楽譜であることが大事ですが、そのためには伝統的な楽譜表記の「ルール」を知っていることがまず必要不可欠です。本検定は「楽譜に関する知識」について一定の指針を示し、その習熟度によってグレード(級)を付与することで、楽譜について学びたい方々の意欲向上、ひいては音楽文化の継承発展を牽引する人材の育成を目指します。
ア | ホームページおよび試験システムの制作と運営については、本検定の入口となるホームページ、および試験システムを構築。楽譜を学ぶことの意義を啓蒙し、受験を促します。試験方式はインターネット・オンライン上で実施するものとし、24時間、365日、何時でも何処でも、学び、試験を受けられる体制を整え、設問の作成、継続的な更新作業、受験者情報の管理を含む、検定実施に係る一切の運営を行います。 |
イ | 楽譜検定のグレードについては、開始当初は10級から2級までのグレードを設置します。10~8級は初学者向け、7~5級は中級者向け、4~2級は高等知識を問う内容とし、将来的には作品審査を伴う1級やそれ以上のグレードの設置も検討します。 |
ウ | 受験料については、本検定の受験は有料とします。ただし、学校等の教育現場でも気軽に活用できるよう10~8級は無料とします。 7~5級が500円、4級=1000円、3級=1500円、2級=2000円の受験料を設けます。 |
エ | 合格基準については、およそ8 割の正答により合格と判定し、オンライン上で認定証を発行します。 |
オ | 楽譜を学ぶための支援活動として、音楽や楽譜を学ぶ際に有用な参考テキストや教育機関を紹介するなど、視野の広い情報提供を行います。 |
カ | 各種音楽イベントにおいて、リーフレットの配布などのプロモーション活動を行います。 |